第149章 通報

柳田智樹は眉をつり上げ、悪びれもせず言い放った。

「1枚5万。まとめて200万だ」

その額を聞いた瞬間、有岡里穂の眉間がぴくりと跳ねる。彼女は手を上げ、バンッと机を叩いた。

「……ふざけてる。ずいぶんと吹っかけるじゃない」

柳田智樹はひらひらと手を振る。

「買い切りだし、一生モノだぞ? 安いだろ」

「200万……」原口美愛は唇の色を失っていたが、さっきの衝撃からはどうにか立ち直っていた。

口元に嘲りを浮かべ、冷たく言う。

「それが、200万の価値だと思ってるの?」

彼女にとって200万は大金ではない。けれど、それを柳田智樹の手に渡す意味は別だ。

柳田智樹は当然のように頷い...

ログインして続きを読む